神奈川ひまわりクリニックの小野龍太院長に話を聞くシリーズ。今回は風しんについて聞いた。
小野―川崎市でも風しんに罹患する人が増えているとの報告がありました。特に30代〜50代の男性に多いそうです。
風しんとは「三日はしか」と言われ、発疹・発熱・リンパ節の腫れが主な症状ですが、問題視されているのは「先天性風しん症候群」です。これは、妊娠初期に風しんにかかると、赤ちゃんが難聴、心疾患などの病気をもって生まれてくる恐れがあるのです。先天性風しん症候群を防止するため、これまで風しんにかかったことのない方、予防接種をしたことのない方は、ぜひ、予防接種をお勧めします。
川崎市では先天性風しん症候群の防止を目的として「風しん対策事業」を実施しています。妊娠を希望する女性とそのパートナーの方は抗体検査を公費で受けることができます。条件などの詳細はお問い合わせください。抗体検査は予約制です。
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