神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2018年9月28日 エリアトップへ

市政報告Vol.22 市議会第3回定例会「決算議会」で代表質問 川崎市議会議員 矢沢たかお

公開:2018年9月28日

  • X
  • LINE
  • hatena

 9月3日から10月15日の会期で市議会第3回定例会が行われています。「決算議会」でもある本定例会では、平成29年度決算に関することから、頻発する大規模な自然災害への対応など市政一般を含め、31項目に渡り自民党川崎市議団を代表して質問致しました。

4年連続で過去最高となった市税収入だが

 平成29年度一般会計決算は、歳入7006億9100万円、歳出6975億1400万円、翌年度への繰越を差し引いた実質収支額は1億9900万円となりました。

 歳入では、人口増加を背景に市税収入が3112億円と過去最高を更新した一方で、2年連続で普通交付税の不交付団体となりました。全国20ある政令市の中で唯一の不交付団体である本市は、国からの交付金を財源に見込めません。例えば、横浜市では、同年度決算で239億円の交付金が歳入に含まれています。加えて、不交付団体になることで受ける減収は交付金だけではありません。

 決算では、ふるさと納税制度や、法人市民税の国税化に伴う減収額等は、約70億円にも及んでおり、将来的には100億円以上にもなると答弁がありました。

将来の借金返済の積立から借りている現状

 一方、増加する社会保障や防災・減災対策、都市機能の充実等にも的確に対応していく必要があります。では、どのように財源を確保していくのか。平成29年度では、市債償還の為に積み立てる必要がある「減債基金」から、130億円の新規借入をしました(借入累計299億円)。現在市が公表している内容では、基金からの借入れに頼った財政運営が今後5年間続くことが見込まれています。

いま本市にとって必要なことは

 国に対し、不合理な税制度の改善を要望し続けると共に、全庁を挙げて更なる行財政改革に注力することや、成長分野への積極的投資が欠かせません。

 市長からは、本市の持つポテンシャルを活かして、市民が住み続けたいと思えるまちづくりや、臨海部における取組、中小企業の働き方・生産性革命などにより、市内経済の活性化を図っていきたいと答弁がありました。

 将来世代に負担をまわす財政運営が続くことは、当然許容できるものではありません。早期に改善できるよう今後も注視して参ります。

会派を代表して登壇
会派を代表して登壇

矢沢たかお

TEL:044-976-2727

http://www.yazawa-t.jp/

宮前区版の意見広告・議会報告最新6

災害に強い川崎へ!(上)

宮前ガバナンス4月号 連載寄稿

災害に強い川崎へ!(上)

〜かわさき強靱化計画〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

4月19日

24年度予算、未来に向け推進

県政報告

24年度予算、未来に向け推進

県議会議員(自民党)持田文男

4月12日

菅生保育園敷地の将来的活用について

市政報告Vol.48

菅生保育園敷地の将来的活用について

川崎市議会議員 矢沢たかお

3月29日

一年間の議会活動を振り返る

市議会報告  あしたの川崎・日本維新の会川崎市議団

一年間の議会活動を振り返る

 高戸ともこ

3月29日

若年性認知症の支援体制の強化

一人によりそう。明日へつなぐ。 市政報告

若年性認知症の支援体制の強化

公明党川崎市議会議員団 田村しんいちろう

3月29日

「市民(あなた)の視点」で市政改革!!予算審査特別委員会での質問報告!

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook