菅生神社の例大祭が6日、7日に行われた。6日の宵宮では、第40回目となる演芸大会が開催された。
地域の有志らが集う稗原長栄会、初山初友会、蔵敷昭和会から構成される菅生青年同志会(松井章会長)が主催し、地域一丸、住民らの手で作り上げている。
古き良き時代の名残をなくさず、地域の交流に繋げようと、地元の若手らの手で伝統を繋いできた。演芸大会実行委員長の清水潤さんは「菅生地区の発展に向け、老若男女が手を取り合い、地域住民全体の親睦の大きな輪を作っている」と話す。
この日は、稗原小学校の職員による「NHKのど自慢」や長沢子ども会の「火の国太鼓」など地域住民ら24団体、300人以上が多彩な演目を披露。境内は来場者でごったがえす盛況ぶりだった。
恒例となっている菅生青年同志会一座による奉納芝居では、「国定忠治」を熱演。各会から選抜された9人が稽古を積んで舞台に立った。観客からは掛け声がかかり、会場が一体となって盛り上がっていた。
背景画やめくりも地元小中学校の児童生徒らの手づくり。主演を務めた安居政則さん(昭和会)は「お年寄りも多いので、楽しんでいただけているのでは。菅生はすごく良い地域。地元のためにも代々続く伝統的なこの催しをしっかり繋いでいきたい」と話した。
この素人芝居は1980年の「水戸黄門」で幕が開いた。途中、プロの劇団を招いての上演などで途切れた年もあったが、93年に若手会員らが多数出演し、素人芝居が復活。この年から浅草芸人のめだちけん一さんを演出に招き、本格的な素人芝居が現在まで続いている。
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