聖マリアンナ医科大学の学園祭「聖医祭」の実行委員長を務める 佃(つくだ) 柊磨(しゅうま)さん 医学部4年 22歳
笑顔絶やさぬ努力家
○…「聖医祭」で81人の実行委員のまとめ役を担う。テーマに掲げたのは「磨〜KIWAMI〜」。昨年の「繋ぐ」を受け、先輩が繋いできた伝統をさらに磨いて良いものに、と想いを込めた。「自分の名前を文字って、というのも裏テーマ」なのだとか。忙しい医学生たちは学園祭にもなかなか足を運ばないのが現状。「自分の大学に愛着を持ってほしい。そのためにも楽しい学園祭にしたい」
○…1年生の頃から実行委員会に携わってきた。「先輩方にかわいがってもらって、先輩大好きっ子でした」とおちゃめ。かわいがる側に回った今年は、持ち前の親しみやすい笑顔でメンバーに接してきた。「どんどん意見を言ってもらってそれを汲み取るのが仕事」と話す。学園祭に携わるのは4年生が最後。「上下、横の繋がりは卒業後も絶対に力になる」と仲間と共に作り上げる“青春”を謳歌している。
○…両親ともに医者で、相模原の実家は祖父の代から続く開業医。一人っ子だったこともあり、子どもの頃から夢は医者だった。小学1年生の頃に亡くなった祖父だが「どんな人にも優しく、頼りにされる地元の根幹のような人だった」とはっきり覚えている。1時間かけて大学に通う忙しい日々だが、尊敬する祖父や両親の背中を必死に追っている。大学では剣道部に所属。初心者から始めた剣道も今では有段者だ。今年6月の区剣道大会では準優勝を果たした。
○…犬が大好き。実家で飼う2匹の犬の写真を嬉しそうに見せてくれた。同医大病院の勤務犬「ミカ」の話になると頬が緩む。大学病院として初めて動物介在療法を採用したことに感銘を受けたという。学園祭では勤務犬に関する講演も企画。「聖マリならではのものをみせたい」。熱い想いで残りの数日間を駆け抜ける。
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4月19日
4月12日