川崎市は12月5日、再開発後の鷺沼駅前に「図書館分館」など既存の文化施設に追加して新たな施設を設置することに否定的な考えを示した。市議会第4回定例会で自民党の代表質問に市民文化局長が答えた。
仮に市民館、図書館の文化施設を移転しないと判断した場合、資産保有の最適化の観点から文化交流施設を検討するのは「困難性が高い」とした。
また、鷺沼駅前の一部が県の土砂災害警戒区域に指定されており、区民から災害対策の観点から区役所移転に不安の声があがっていることについて「市民の生命、身体、財産を保護するのは行政の大切な役目。必要な事項を精査し基本方針案でお示ししたい」とした。
福田紀彦市長は「期待の声がある一方、災害対策や(仮に移転した場合の)跡地の取り扱いに対する意見もある。総合的に整理、検討し市としての方針を取りまとめていきたい」と述べた。
川崎市は鷺沼駅前再開発に伴い、区役所、市民館、図書館の移転の可能性を含め公共機能のあり方を検討。来年2月に基本方針案を公表する。
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