宮前区版 掲載号:2019年1月11日号 エリアトップへ

3月2日に開催される「ホワイトリボンラン川崎」の実行委員長を務める 宮井 典子さん 宮崎在住 45歳

掲載号:2019年1月11日号

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身をもって、女性のために

 ○…走って途上国の女性を支援する全国規模の催し「ホワイトリボンラン」。拠点の一つとして、昨年は宮前平で小規模開催。今年は「川崎」を掲げ、多摩川河川敷(多摩区)を会場に選んだ。当日に向け「子育てママ」を中心とした実行委員6人で準備を進める。「お母さんになると家族のためが当たり前。自分が何者かとふと思う。イベントを通して、誰かの役に立つことを知ってもらいたい」。6歳の娘がいる母として、思いを込める。

 ○…ピラティスのフリーインストラクターになって丸11年。日本母子健康運動協会の理事を務め、産前産後エクササイズに取り組む。出産後、ベビーカーを使った親子運動「バギーラン」に注力し、生田緑地の教室で指導したことも。一昨年、その講師としてホワイトリボンランの本会場に参加したことを機に、地域を見つめまい進する。

 ○…滋賀県で事業を営む裕福な家庭に生まれた。「一人っ子で親は昭和一桁生まれ。甘やかされてわがまま放題だった」。しかし、中学生のときに倒産。逃げるように長野県の親戚を頼った。両親はそれまで、事業の中で慈善活動に尽力していたという。「こんなことになって不平等だと思った。でも、親の『見返りを求めない。喜ぶ顔がうれしい』という言葉を思い出して」。その思いは、今の活動につながっている。

 ○…30歳までは、パティシエやコンビニの商品開発を経験。親の介護による退職、過労に倒れパニック障害で休職したこともあった。上京から9年間、今も膠原病(こうげんびょう)予備軍の疾患と向き合う。「妊娠するまでこんなに動けていなかった。生んだ後、思ったより元気になって」。以来、疾患を抱える人や介護に携わる人にも目を向ける。「元気なうちに、人の役に立ちたい」。まっすぐな瞳で語った。

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