市職員に意見書を届ける団体代表たち（左４人）
宮前区役所・市民館・図書館を現地の宮前平から再開発が予定されている鷺沼駅前に移転することなどが盛り込まれた「基本方針案」のパブリックコメント（市民意見）手続きに関し、２つの市民団体が６日、市当局（川崎市市民文化局コミュニティ推進部区政推進課）に１万６０００通を超える「移転反対」の意見書を届けた。
鷺沼駅前再開発と区役所移転を考える会（小久保善一・秋好賢一共同代表）は段ボール７箱分となる１万３８５８通、川崎市政を糾（ただ）す会（松岡かおる代表）は２５４０通を集めた。この前日にも反対の意見を５００通以上集め提出した市民もいるという。
両団体はともに３施設の移転に反対の立場。「区民の合意が得られていない」「鷺沼駅前の交通渋滞が心配」などと話す。
川崎市は市民意見をふまえ、３月末までに基本方針を策定する。
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