県議会議員(自民党)持田文男 改元特別県政報告 真の「新時代」到来に向け 企画/持田文男事務所教育や東京五輪、区内開発など語る
―まずは平成という時代を振り返ってください
持田―経済面で言えば「バブル崩壊」がありました。企業の経済の影響は、県の財政に遅れて波及してきます。そんな中、私は議員として初当選させていただきました。
平成で一番大切だと思うのは、戦争がなく「平和」だったことだと思います。これまでの時代では大なり小なり戦争はありました。平成は経済の大きな発展がなかったけれど、戦争がなかった素晴らしい時代でした。
―厳しいといわれる経済に策はありますか
持田―日本人の賢さ、賢明さを伸ばしていくべきでしょう。そのためにどうしたら良いか。カギを握るのは「教育」だと思います。子どもたちは様々な得意分野を持っており、その才能を開花させるのが教育です。子どもの教育環境を整える施策の1つとして、県では経済的な補助を行っています。所得制限はありますが国に先駆けて高校では公立、私立とも実質的な無償化となっています。個性を伸ばし、グローバルに、国際的に羽ばたいてもらう。そのためには、経済的な理由で子どもの選択肢を奪うわけにはいきません。段階的に所得制限をなくそうと働きかけており、新しい御代でも応援していく所存です。
―グローバルもキーワードですね
持田―日本の発展には、この視点が不可欠です。「令和」では東京五輪が開催されます。楽しむだけではなく、チャンスととらえ、訪れる外国の皆様に産業や観光など日本の良さをアピールし、五輪後さらに利用していただくことが大切です。
―新しい時代「令和」の到来ですが
持田―5月1日から「令和」です。しかし「新しい時代が到来した」と実感するのは、まだ先の話だと思います。これまで皆さんから伺ってきた要望、意見を反映した政策が実現できて、はじめて新時代の到来といえるのではないでしょうか。
―地域の声を聞くのが大事ということですね
持田―Face to Faceの関係をなくしてはいけません。新しい時代において、宮前区でも大きな変化が考えられます。横浜市営地下鉄の延伸、鷺沼駅前再開発などの開発を控えています。様々なご意見がありますが、20年後、30年後に「良かったな」と思えるよう、道筋をつけていきたいです。宮前区には3つの駅しかないですが、これは市内で最も少ない数。そして緑が豊かな住環境の良さも大事にしていかなければなりません。安らぎと利便性が調和したまちづくりを進めていきたいと思います。
|
|
|
|
|
|
3月22日