宮前ガバナンス5月号 連載寄稿 区内3駅の駐輪場不足対策 川崎市議会議員 石田やすひろ
宮前区の人口は現在23万1477人となりました。将来人口推計で2035年の23・8万人がピークですが、今後16年間は人口増に対応した街づくりが求められています。区民要望の1つに、駅周辺における駐輪場の不足に対する要望があります。自転車で駅に行くと駐輪場は満車で、一時利用で戸惑ったといった声や、定期利用は数年待ちとの声も寄せられています。
鷺沼駅、宮前平駅、宮崎台駅の3駅周辺ではマンションや戸建ての開発によって、乗降客数が増加しています。比例して駐輪場の利用者数も増加していると推測されます。
宮前区内の駐輪場の整備状況等は、鷺沼駅周辺の駐輪場は市営が5カ所、民営が2カ所。収容台数は、自転車が843台、原動機付自転車等は420台です。全ての駐輪場で余裕があります。
宮前平駅周辺の駐輪場は、市営が4カ所、民営が1カ所。収容台数は、自転車655台、原動機付自転車等269台。宮前平駅第1駐輪場のみ収容台数を上回っています。
宮崎台駅周辺の駐輪場は、市営が5カ所、民営が1カ所。収容台数は、自転車941台、原動機付自転車等193台。利用料金の違いから、市営駐輪場に比べ民間駐輪場の利用率が低いです。一部駐輪場で利用率100%を超えています。
区内の駐輪場の定期利用の待ち状況については、平成30年11月時点の過去からの申し込みにおける累積として、鷺沼駅では自転車が301台、原動機付自転車等が17台です。宮前平駅周辺では自転車が358台、原動機付自転車等が51台となっています。宮崎台駅周辺では自転車が226台、原動機付自転車等が10台となっています。
平成31年度予算では、駅周辺の自転車駐輪場の新設整備費として9330万円余を予算計上しています。引き続き、駐輪場におきましても、利用者の増加にあわせて不足無く、便利に利用できる駐輪場の整備に向けて取組んでまいります。
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3月22日