宮前区版 掲載号:2019年6月21日号 エリアトップへ

宮前ガバナンス6月号 連載寄稿 ちょっと待った!川崎市から見た、ふるさと納税論 〜川崎市は、「看過出来ない」宣言〜 川崎市議会議員 石田やすひろ

掲載号:2019年6月21日号

  • LINE
  • hatena

 全国津々浦々、ふるさと納税が盛り上がりを見せています。応援したい自治体に寄附をすれば、Wで恩恵を受ける仕組みです。1つは、所得税や住民税に対して還付・控除が受けられます。条件付きで、合計寄附額から2000円を引いた額の税金が、住んでいる市から控除されます。2つは、寄附した自治体から返礼品を貰えます。

 この仕組みに対して、川崎市が「看過できない」と言っている理由は、次の理由からです。川崎市民が他の自治体にふるさと納税をすると、本市の税収が減少する財政上の問題からです。本年度は、川崎市民以外の方が、本市にふるさと納税をしてくれる額は、約2億円(年間)を見込んでいます。一方、川崎市民の他の自治体へのふるさと納税による市税の減収額は56億円(年間)です。

 その差は54億円です。つまり、相当する市民サービスが失われる事を意味します。市民サービスに影響が生じないよう、令和元年度予算では収支不足による115億円を減債基金から取り崩して、予算を編成しています。つまり、ふるさと納税の影響額は、実に収支不足の半分に相当し、それを借金して穴埋めをしている現状だと言えます。

 ふるさと納税の本来の趣旨は、生まれ育ったまち等に対して、まちづくりの施策に役立ててほしいという思いから、寄附する制度です。しかし、一部では、返礼品の「お得感」だけで、寄附をする市民が増えているのも事実です。

 他都市では、少しでも税収を伸ばそうと「返礼品競争」へと走っています。これに対して川崎市では、この競争に参加しないスタンスをとっています。この制度は、決して悪いものではありません。大事なのは、本市の魅力ある施策を市内外に広く発信して、寄附をしたいと思って頂ける人を増やす事にあります。ここで国の制度の見直しの動きもありました。引き続き、この制度を見守って参ります。

川崎市議会議員 石田やすひろ

川崎市宮前区馬絹6-24-26

TEL:044-861-6870

http://www.ishidayasuhiro.com

宮前区版の意見広告・議会報告最新6

市民の力で気候変動をとめよう

意見広告

市民の力で気候変動をとめよう

神奈川ネット 県議 佐々木ゆみこ

1月22日号

市立学校、コロナ対応の今!

宮前ガバナンス1月号 連載寄稿

市立学校、コロナ対応の今!

〜臨時休業ルール改定〜川崎市議会議員 石田 やすひろ

1月15日号

デジタル化で便利な社会に

国際ルール作り 主体的に 意見広告

デジタル化で便利な社会に

衆議院議員 やまぎわ大志郎

1月8日号

保護司の活動支援について特別支援学校 就学に関わる課題

市政報告Vol.33

保護司の活動支援について特別支援学校 就学に関わる課題

川崎市議会議員 矢沢たかお

1月8日号

市と教育委員会にコロナ対策を要望

市政報告

市と教育委員会にコロナ対策を要望

日本共産党 川崎市議会議員 石川けんじ

1月1日号

コロナ克服へ総力を挙げる

市民のシビックプライドを醸成 12月議会報告

コロナ克服へ総力を挙げる

公明党 川崎市議会議員 山田はるひこ

1月1日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月15日0:00更新

  • 1月8日0:00更新

  • 12月18日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年1月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク