宮前区文化協会の会長に就任した 松井 夢二さん(本名 昭廣) 土橋在住 76歳
宮前区歴50年、街のために
○…歌や舞踊、民謡、茶道、華道など多様な文化団体が約40団体名を連ねる宮前区文化協会。30年以上会長を務めた鈴木和子前会長から4月にバトンを引き継いだ。「前会長をはじめ多くの方がこれまで繋ぎ、築き上げてきた歴史を大切にしながら令和の新時代、新しいことにもチャレンジしていきたい」と新たな風を吹き込む。
○…プロの演歌歌手。1999年に「夫婦情歌」でデビューし、今年21年目を迎えた。デビュー前は18歳で地元宮城県を離れ、商社で働きながら劇団に所属したり、スーパーの店長をしながら下積み時代を過ごしたユニークな経歴の持ち主。「とにかく歌が好きだった。歌の世界に入ったのは自然の流れ」という。同協会には素人時代から携わっており、区民祭で歌を披露したことも。現在も区民祭をはじめ、みやまえ太鼓ミーティングやまちづくり協議会の活動など地域活動にも精力的だ。
○…今年、大病を患い胃を8割切除した。ご飯を1口150回噛まなければならず、「口がくたびれてステージのトークで噛んじゃうんだよ」と冗談交じりに明るく笑う。「元気なうちに歌声をたくさんの人に届けたい」と来年には主催コンサートも企画中だ。ボランティア活動にも熱心で、これまでに1412カ所、全国各地の高齢者施設などで歌声を披露してきた。好きな言葉の「出会い・感謝・誇り・笑顔」を体現している。
○…目標は「自分も街も元気でいること」と前を向く。50年近く住む宮前区を「都会と田舎が共存する街。住めば都」と表現する。伝統文化継承や地域文化向上を目指す文化協会として、会員一丸で区の魅力を伝えていく。「自分は裏方でいい。会員の皆さんの声を丁寧に拾い上げながら、活躍の場を作っていきたい」
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
2019年11月22日号
2019年11月29日号