脱毛症や抗がん剤の副作用と闘う子どもにウィッグを贈る活動を続ける、
福祉理美容師ネットワークRibinet(リビネット)と、チャリティーカットなどで集めた資金で途上国に学校を建てる活動をしているNPO法人PRIC JAPAN BEAUTYが
7月、チャリティーイベントを、てくのかわさき(高津区)で開催した。
当日、リビネットはウィッグの素材を集めるヘアドネーションを、プリックジャパンは小学校建設募金を呼び掛けるチャリティーカットを、高校生は小児がんの研究支援となるレモネードスタンドを行った。理美容師や美容学生、高校生のボランティアスタッフ158人、来場者は549人が集まった。ドネーションでは、30cm以上の髪が103束(約11・2kg)、募金総額は84万1240円になった。
古来の技法復活
イベントでは、集められた髪を活用した漆刷毛で作られた、漆製髪飾りやアクセサリーも販売された。
活動を知った国内に2人しかいないという漆刷毛職人から、リビネットの代表を務める土橋の美容室アルコバレーノの戸塚貴博さんに連絡があったのは2016年。海外製の毛髪を使用して刷毛を製作していたが、「日本古来のものを」との思いから活動に至り実現。昨年漆刷毛が完成し、今回のイベントで披露。売り上げは寄付された。戸塚代表は「善意の輪が一周することになる。これからもできることを続けていきたい」と話した。
問合せは同美容室【電話】044・948・9588へ。
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