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宮前区版 公開:2019年9月6日 エリアトップへ

公益財団法人川崎市スポーツ協会の会長に就任した 中山 紳一さん 中原区在住 58歳

公開:2019年9月6日

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スポーツの情熱を市民に

 ○…市民スポーツ関連など市内40団体が加盟し、大会の主催や競技指導者の育成講習会を行う協会の新リーダーに抜てきされた。「川崎ゆかりのアスリート支援、フロンターレやブレイブサンダースの活躍を後押しし、『スポーツのまちかわさき』の旗振り役になれたら」と意気込む。2年前に就いた川崎商工会議所副会頭との兼任に。「川崎市と連携するチームを筆頭に、スポーツを盛り上げることで川崎に人を呼び込み、商店街の活性化につなげていきたい」

 ○…大学卒業後、NECに入社。千葉県内の事業所に勤務していた一昨年までの3年間、社会人ラグビー部「グリーンロケッツ」の部長を務めた。「事業所の責任者が部長になる決まりで。最初はルールもポジションも分からなかった」と苦笑する。それでも、競技場で社員が自社のチームを熱心に応援する姿に感動した。「人の心を動かし、夢中にさせるスポーツの素晴らしさを体感した。ラグビーを通して仲間が増えたり、貴重な時間だった」と思いをはせる。

 ○…父親の転勤で、小中学校で転校を7回経験。「幼いころから前向きな性格だったので、苦ではなかった。会社の異動も、新天地で新たな出会いがあると思うとワクワクする」。26歳で結婚後、2人の娘を育て上げた。現在は、時間があれば夫婦で旅行やコンサートに出かけるなど、気分転換も楽しんでいる。

 ○…今年はラグビーW杯、来年は東京2020大会が控える。「オリパラでは川崎が英国代表チームの事前キャンプ地になっている。交流の機会を創出したい」。川崎市民の活躍にも期待を寄せる。「これを機にスポーツに挑戦したり、選手を支えるなど多様な形で携わる人が増えれば。市民一人ひとりがスポーツを楽しむまちにしていきたい」

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