川崎北高校のダンス部(部員数87人/原田苑佳顧問)が、8月にパシフィコ横浜で開催された「第12回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)」全国大会で、2〜12人編成のスモールクラスに出場し準優勝した。
音源提出となる2日前に急遽変更したテーマは「ミートパスタ教」。楽曲を発見したことから、宗教を題材に「ありきたりでなく、他校と重複しない自分たちの個性を活かせるものを、と部員みんなで決めた」と部長の飯田優海(ゆうか)さん(3年)。原田顧問は「万人に伝わるようにやらないと。自己満で終わってしまうという心配はあった。でも、あの子たちなりの価値観があるのでは」と、背中を押した。
ステージでは、「宗教の畏怖感をイメージして」黒いマントをまとって登場。観客を惹きつけ、マントを脱いでミートソースを意識した衣装に。お祈りやパスタを食べる仕草を盛り込んだ。「将来は服飾関係に進みたい」という衣装担当の野呂七海さん(3年)は「パスタ屋のテーブルクロスをイメージして、ビニールやギンガムチェックを取り入れ、メイクはミートソースが飛んでしまったイメージに」と工夫を凝らした。
予選、関東・甲信越大会では、全国大会出場への思いが強く、プレッシャーからミスしてしまったが、全国のステージは観客席=ライバルたちが近く、「やってやる、ってより一層燃えた」。全国行きのプレッシャーから解放され「120%の演技が楽しみながらできた」とチームリーダーの中村梨花さん(3年)は当日を振り返る。2年ぶり5回目の出場で、初の準優勝となった。原田顧問は「素直さが結果に繋がった」と労いのコメントを寄せた。
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