2030年の開業を目指す横浜市営地下鉄ブルーラインあざみ野(横浜市青葉区)―新百合ヶ丘間の延伸事業。川崎市内の路線案で有力とする「東側ルート」について、市は新駅の役割やバス路線への影響など具体的な根拠を公表し、意見募集を開始した。
川崎、横浜両市が今年1月に発表した延伸計画は横浜市に新駅を2カ所設置し、川崎市内は終点の新百合ヶ丘駅南口付近まで東、中央、西の3ルートが示されていた。東側はヨネッティー王禅寺付近、中央は王禅寺公園付近、西側は白山付近に新駅を想定。まちづくりや地域交通の視点で、東側を整備効果の高い案としてきた。
川崎市は横浜市と共催で8月に事業説明会を麻生区と青葉区で4回開催。市は既存バス路線と連携できること、新百合ヶ丘など既存駅との距離といった視点から東側を有力ルートとした経緯を説明する。現在、東側ルート近辺を走る既存バス路線は、麻生区内のほか宮前区と多摩区、高津区、横浜市青葉区の9方面に向かっている。ヨネッティー付近は既存の駅から最も距離があり、より効果的なまちづくりが期待できることも有力ルートにした理由だ。
東側ルートの意見募集
市は10月16日まで、東側ルート案の考え方について意見募集を行っている。資料は麻生区役所市政情報コーナーや市ホームページで閲覧が可能。意見は郵送とファックス、電子メールで受け付けている。集まった意見は市の考えと合わせホームページなどで公表し、今年度中にルートを選定する予定。
ルート案の意見募集に関する問い合わせは市まちづくり局【電話】044・200・1976へ。
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