いきいき茨城ゆめ国体2019が開催されている。男女総合3連覇、女子総合連覇をかけて神奈川チームボウリング成年女子の試合がきょう4日から始まる。監督を務めるのは、犬蔵在住の木戸修さん(68)だ。
国体は茨城県で9月28日に幕を開け、10月8日まで行われる。ボウリング競技は10月2日にはじまり、きょう4日から成年の部の熱戦が繰り広げられる。ボウリング成年男女とも、個人戦と団体戦(2人/4人)の3競技で競う。
木戸さん率いる女子チームは、現ナショナルチームのキャプテンを務める佐藤悠里選手や元ナショナルチームの菅野沙織選手らが在籍する優勝候補。男子チームにもナショナルチームキャプテンが在籍している。
1998(平成10)年以来神奈川チームの監督を務め入賞を続ける木戸さん。「国体は独特の雰囲気がある。応援の力が大きい」と話す。
「技術面は若い選手らに言う事はない。いかに選手を落ち着かせ、また盛り上げるか。選手を信頼し、メンタル面を支えることが大切」と監督の務めを語る。今回の代表チームについて「両キャプテンがチームを引っ張り、若手を引き上げる。コミュニケーションがとれて雰囲気も良い」と仕上がりは万全のようだ。めざすは「女子総合優勝。チーム一丸となって、男女総合3連覇」をめざす。
率いて20回目
木戸さんがボウリングを始めたのは49年前。日本石油入社時に実業団登録した。チーム戦で主に戦い、「チームワークが良かった。みんな揃って全国に試合に行った。おかげで全国に友人がいるよ」と当時を振り返り話す。
現役時代は練習時に2レーンを借りて、2時間で12ゲームを投げた。最盛期のハイスコアは290だ。今も川崎グランドボウル(川崎区)をホームグラウンドに投げるが、現在腰を痛め療養中。「最近は見るのが楽しい。どんな投げ方をするのか観察し、いろんな人の投げ方を見て勉強できる。ただやはり、好きなのに投げられないのはつらいね」と苦笑い。
神奈川県ボウリング連盟の理事を97(平成9)年から引き受け、2003(平成15)年からは副理事長を務める。毎週末は大会運営のため全国を行脚。全日本ボウリング協会からは、「企画運営などを一手に引き受け労を惜しまない縁の下の力持ちで、選考会から選手の育成指導に当たる、なくてはならない人材」と、17年に功労章を贈られている。
宮前区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|