新元号『令和』元年となった2019年。全国ではラグビーワールドカップに沸き、消費税は10%になった。また台風や大雨が甚大な被害をもたらした。宮前区はどんな1年だったのか。弊紙紙面から振り返る。
宮前区は2407人が新成人を迎え、7年連続最多となり、2019年は幕を開けた。
2月には川崎市が、宮前区役所と市民館・図書館の3施設を現在の宮前平から鷺沼駅前に移転する基本方針案を発表した。3カ所で市民説明会が行われ、440人の市民が参加。区役所会場には定員150人に対し、250人が訪れた。後の計画概要案では、フレルさぎ沼周辺エリアの「駅前街区」は地上37階建て146mの再開発ビルとなると示された。県内19市11町の代表が競ったかながわ駅伝では、川崎市チームが4年ぶりに優勝。宮前平中学出身者らが力走を見せた。
4月の新年度人事では、宮前区長に高橋哲也氏が就任した。地方統一選の県議選では、現職の持田文男氏と佐々木由美子氏が議席を守り、新人の柳瀬吉助氏が初当選。市会は定数9に対し14人が立候補。現職サイドが全員当選し、情勢に変化はなかった。市議選の投票率は40・89%で前回に比べ0・68ポイント増加したが、市内で3番目に低い数字だった。
平成が終わり5月1日、新元号『令和』に。区内では、宮崎在住の加藤さん夫妻の長男の名前が「令和」で読みも同じ「れいわ」ということから、メディアの取材が集中した。多摩区の登戸駅付近では同月28日朝、スクールバスを待っていた児童ら約20人が殺傷される事件が発生した。これを受け、区内でも宮前警察署だけでなく各町内会・自治会による登下校時の見守り活動が強化された。
10月には野川の第三京浜道路西側の一部が、新町名「野川本町」と「西野川」に変更となった。全国でも多くの爪痕を残した台風19号の被害は、市内では多摩川が氾濫。武蔵小杉駅周辺が一部冠水するなどしたが、区内ではけが人などの人的被害は0件だった。
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