宮前平中学出身の青山学院大学陸上競技部・神林勇太選手(21)=3年=が、今年の箱根駅伝のエントリー選手に入っている。一昨年、昨年はエントリーされながらも出走できなかった。今年は悔しさをバネに結果を残し活躍、本選出走に期待がかかる。
神林選手は宮前平中学時代、陸上部に所属。3年時には、神奈川県中学男子駅伝競走大会の2区に出走し、区間新で10人抜きしてチームは優勝。全国中学校駅伝大会でも区間1位の走りで全国5位になるなど、活躍してきた。
高校は親元を離れ九州学院(熊本)から、名門・青山学院大学へ入学。1年時、2年時と箱根駅伝出走エントリー選手の16人に選ばれるも、出走することはできなかった。
昨年はニュージーランドに留学。帰国後は過去の悔しさを晴らすべく、10月の出雲駅伝で大会新記録の区間賞を獲る活躍を見せた。11月の全日本大学駅伝にも3区で出走。大学三大駅伝の出走は、残すところあとは箱根駅伝のみだ。
12月16日に行われた同部の記者会見で、出走するエントリー選手16人の中に入ったと発表された。神林選手は「悔しい思いをして、今度こそはという思いでやってきた。力もついてきている実感があり、調子も上がってきている。箱根駅伝で憧れの1区を走って優勝に貢献し、来年は主力として走りたい」と意気込みを語った。
箱根駅伝は往路が2日・復路が3日に行われる。
宮前の韋駄天兄弟
そんな兄の背中を追いかけるのが、現在宮前平中学陸上部3年の弟・輝(あきら)さん(15)だ。
昨夏は1500mと3000mで全国大会に出場するなど、活躍を見せている。兄の存在について「いつかは抜かしたいけれど、今は雲の上の尊敬する存在。兄のメダルを見て自分も同じ舞台に立ちたいと思うし、兄が頑張っているのを見ると自分も頑張れる。もっと頑張って一緒に活躍したい」と話した。
また同中陸上部の顧問として2人を見てきた國田健太郎教諭は「2人とも日本人では珍しい、前足部から着地するフォアフット走法だった。箱根駅伝で、自分の満足のいく走りをしてほしい」と思いを話した。
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