自然環境保全センター(厚木市)がこのほど、今春の花粉飛散量調査を行い、「ヒノキは少なく、スギは例年並み」と発表した。花粉飛散量予測のため、同センターが県内のヒノキ林40カ所、スギ林30カ所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施。
ヒノキの着花量はこの調査が始まり8年間で、2番目に少ない。同センターでは「今春の花粉飛散量は昨春と比べるとやや増えるが、例年に比べ少ない飛散になる」。スギは「やや多かった昨年に比べると減少するものの、過去22年間の平均に比べるとわずかに高いが例年並み」と予想。
どちらも夏が猛暑だと雄花の着花量が増えるという。「昨夏は7月が涼しく、ヒノキの雄花の着花量は減少した。しかし8月は平年よりも気温が高く、スギの着花量はそれほど減少しなかった」と同センターは推測している。
調査は県内森林地帯で、双眼鏡などで着花状況を観察、点数化した。今年の点数は100点中、ヒノキは33・2点、スギは45・7点だった。
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