宮前警察署(熊田嘉範署長)から昨年の宮前区内の交通事故件数がこのほど発表され、2018年の523件に対し19年は418件で、マイナス105件となった。過去5年の中で一番少ない。
増加傾向にあった交通事故件数は、17年には607件にのぼった。これをうけ、宮前署では交通事故件数の増加に歯止めをかけようと、取り締まりや見守り活動を強化。17年から18年にかけて84
件減っていたが、昨年はそれを上回る減少数だった。
見守り活動強化啓発活動も
宮前署では、信号機のない横断歩道の見守りや取り締まり、街角アドバイスを強化。学校や保育園などで、週に1回ペースで交通安全教室を開催するなどし、広報啓発活動もおこなってきた。交通課では「これらが結果に繋がったのでは」と推測。「ブレーキアシストなどの技術の革新も要因の一つにはなると思う。ただ目に見えて結果が出たのはうれしい。これからも安全安心な宮前をめざしていく」と同署交通課担当者は話した。
子どもに注意
子どもは興味のあるものに注意が向くと周囲の物が目に入らなくなり、突然動き出してしまうことがあるという。中学生までの子どもの事故は前年から33件減ったものの、昨年1年間で26件発生している。
特に小学1年生が事故にあう事が多く「今まで保育園などで手を繋いで歩いていたのが離れ、興味のあるものに気を取られ飛び出してしまうことが多い」と同課は注意を促す。また「事故は過失で起きてしまう事がほとんど。些細な事にも注意してほしい。運転者はもちろん、歩行者も信号機があっても安全確認をすることが事故防止に繋がる」と呼びかけている。
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