川崎市内の昨年の火災発生件数は328件で、全8消防署の中で宮前消防署管内の火災発生件数は23件と、市内で一番少なかった。
宮前署では、一昨年の43件から20件減って23件。同署によると、2016年と同数で、宮前署ができた1985年以来、一番少ない数になっている。
火災発生件数が一番多かったのは臨港署で54件、次いで川崎署の53件。中原署が48件、幸署47件、高津署41件、多摩署35件、麻生署27件と続いている。
年初に急増
しかし今年1月に入り、宮前署管内で22日までの間に7件の火災が発生し、昨年中の火災件数の3割を超える勢いとなっている。これを受け同署では急遽、区内全町内会に防火チラシを配布。「チラシだけでなく、防災関連のイベントを通じて、区民に向けた火災予防広報を行っていく」とし、火の用心を呼び掛けている。
放火からたばこに
市内全体では1976年から42年連続で放火が火災原因の1位だったが、2018年からたばこの1位が続いている。宮前署予防課担当者は「寝たばこは絶対にせず、吸い殻の始末の確認を。灰皿に水を入れ、防炎品を積極的に活用してください。また引き続き放火されない環境づくりにご協力をお願いします」と話している。
宮前区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>