久しぶりにボールを打つ快音がフェアウェイの各所で響き渡っている
高津区内・宇名根にある「川崎市多摩川緑地パークボール場多摩川うなねパークゴルフコース」（【電話】０４４・８３３・０１１５）がこの程、営業を再開した。
同所が本格的に再開したのは昨年10月以来。高津区内にも大きな爪痕を残した台風19号の影響で多摩川が氾濫し、一時はヘドロが50センチ近くも堆積するなど、大きなダメージを受け休業状態に。その後、懸命な復旧作業が続けられ、４月１日に再開できるまでに漕ぎ着けたが、今後は新型コロナウイルスの感染拡大防止のために再度、休業。２度にわたる苦難を乗り越え「三度目の正直」となった今回の再開に、利用する常連客などからは喜びと歓迎の声があがっていた。
屈指の人気スポット
「パークゴルフ」とは芝生の上で１本のクラブを用いプラスチックのボールを打ち、打数を競い合うスポーツ。この競技を初心者から上級者まで幅広く楽しめるスポットとして、高津区内でも屈指の人気を誇るのが「多摩川うなねパークゴルフコース」。大人４５０円、シニア２５０円という格安なプレー料金も手伝い、平日１００人、休日なら１５０人ものプレーヤーが訪れ、連日賑わいをみせてきた。
コース修復に全力
だが昨秋の台風被害以降は状況が一変。約８カ月もの休業を余儀なくされ、この間、スタッフは芝生の張替作業などコースの修復に努めてきた。その結果、６月15日の作業を以て、芝生の張替えもほぼ全面完了。場長の室井俊信さんは「再開は感慨も一入。常連の方々はもちろん、これを機に初心者のプレーヤーにもぜひ足を運んでもらいたいですね」と話していた。
休業中、懸命に続けられてきた復旧作業の様子
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