季節と自然の移ろいを今に伝える二十四節気、七十二候。ちょうど今日7月17日から鷹乃学習-鷹が巣立ちの準備を整える頃と言われている。そこで鷹狩りをし18年、区内で飼育する鈴木二士郎(ふじろう)さん(59)=菅生在住=に鷹の魅力を聞いた。
鈴木さんは現在、オオタカの二士姫=写真=とハリスホークのキャンディの2羽を飼育している。「一番の魅力は11月15日から2月15日まで解禁となる狩り」。期間中はキジやウサギなどを狩りに各地へ足を運ぶ。通常1・7kgある体重を3割ほど落とし腹を空かさせて狩りに挑む。野生の鷹は獲物を獲ると10日ほどは食事をせず動く事を抑えるのだという。また狩りの前には、日が昇る前から鷹を腕に乗せ歩いて環境に馴らす、据え回しという訓練をする。鷹を連れて菅生を回る姿に、「当初は『腕に乗せて散歩だなんて馬鹿げてる』って奇異な目で見られたこともあった」と苦笑い。据え回しをし手間を掛けた分だけ、狩りが良くなるのだという。
テレビで一目惚れし、流派に入らずほぼ独学で鷹と暮らしてきた。しつけもまた魅力の一つで「小さな犬よりも利口かも。今では離しても後ろを飛んでついてくるよ」と話す。飛ばす訓練は秋に始まる。
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