宮前区役所道路公園センターは、浸水対策として利用できる土のうを配布している。
同センターが毎年500袋ほどを用意し、区内の警察署が管轄する10の交番と連絡所、消防署が管轄する6出張所などで有事の際に配布している=左表参照。随時30袋ほどが用意されているが、同センター担当者は「必要時には最寄り施設に連絡してから取りに行くとスムーズでしょう」と話す。使用した土のうは基本各自で処分する。
2015年に取り交わした『宮前警察署、宮前区役所及び宮前消防署の地域防災に関する覚書』によるもの。昨年は437個を配布している。
問い合わせは同センター【電話】044・877・1661、または左図各施設へ。
台風被害受け
川崎市内は、近年の台風などによる道路冠水や床下浸水の多発を受け、高津区や多摩区に「土のうステーション」を設置している。多摩区では、昨年の台風19号に関する市検証委員会の結果を踏まえた対策の一つで、県と市が各工事に取組み、水路監視用カメラや水位計の設置、水門補修工事なども進められている。
一方、宮前区では同ステーションの設置予定はない。同区道路公園センター担当者によると、「宮前区は浸水した他の区のように土地が低くなっていない。土のうは坂から流れる水を防ぐ用途に使われているものがほとんどで、現在は必要ないと判断した」と見解を話した。
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