川崎市は都市計画の基本方針を示す「マスタープラン宮前区構想」の改定案を策定。9月15日まで改定案の閲覧と意見募集を実施している。
同構想は策定から約10年が経過し、まちづくりの進捗や状況が変化していることを受け、今回初めて改定される。宮前区では、民間事業者による鷺沼駅周辺の再整備が進められており、区役所、市民館・図書館の移転も予定されている。
これを受け、改定案には「鷺沼駅周辺再整備を契機とした取組の推進」として、交通網の整備や利便性向上などが盛り込まれた。拡充されるバス乗降場所を活用した向丘地区や聖マリアンナ医科大学方面からのアクセス強化や、交通広場の安全性確保などが示された。
資料は市ウェブサイトや各区役所、向丘出張所、宮前図書館などで閲覧可能。意見の提出は郵送(〒210―8577川崎市川崎区宮本町1番地 川崎市まちづくり局計画部都市計画課)かFAX(【FAX】044・200・3969)、市ウェブサイト専用ページから所定の方法でメールで送信を。
今後、都市計画審議会を経て今年中に改定される予定だ。問い合わせは【電話】044・200・2720へ。
都市計画公聴会も
マスタープラン宮前区構想を指針として決定・変更される「都市計画」の素案についての公聴会が8月29日、土橋小学校で開かれ、12人が意見を公述した。
鷺沼駅前再開発に関して「再開発で活性化することは区のプラスになる」「準備組合が適当でない。多額の税金が充てられ、もはや民間工事ではない」など賛否両論があった。意見に対する市の考えは後日、市ウェブサイトや区役所などで約1カ月、公表する。
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