川崎市が地域経済活性化を掲げて発行するプレミアム商品券「川崎じもと応援券」が10月15日、3次販売を開始した。売れ行きは好調で、18日までに合計約22万冊(速報値)が売れた。19日の朝も、販売開始前から行列ができる窓口があった=写真。
市担当者は「短期間でここまで売れるとは予想しなかった」と驚きを隠さない。6月開始の1次募集では87万冊の販売予定に対し、購入申し込みは3割に届かなかった。2次募集でも販売数は大きく伸びず、約36万5千冊にとどまったため、10月15日時点で約48万8千冊が売れ残っていた。
市担当者は販売数増加の要因について、利用店舗数が4479店舗(18日時点)に増えたことや、事前申し込みをなくして直接販売で買いやすくなったこと、1人5冊までだった購入冊数を1回10冊に拡大し、上限が実質なくなったことを挙げる。
2次募集に続き購入した川崎区在住の女性は「利用できるお店が増えて使いやすくなった。まとめ買いしてお風呂のリフォームも考えたい」と話す。同区の時計店オーナーは「応援券を利用して、安くない時計修理をしようという人が増えている」とも。高額商品、サービスへの利用を目的に購入する傾向もあるようだ。
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