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橘樹官衙遺跡群 国史跡に追加指定 文化審議会が答申

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掲載号:2020年11月27日号

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今回追加指定される影向寺遺跡南西側地区(右)と古代影向寺の西側区画溝(左)
今回追加指定される影向寺遺跡南西側地区(右)と古代影向寺の西側区画溝(左)

 11月20日に開かれた国の文化審議会で、橘樹官衙遺跡群(宮前区野川本町・高津区千年)が国史跡の追加指定にするよう文部科学大臣に答申された。時期は未定だが、官報告示で正式に指定される予定。

 追加指定されるのは、影向寺遺跡南西側地区と古代影向寺の西側区画溝の2箇所。川崎市文化財課によると、どちらも古代影向寺の寺域を示す非常に珍しいものだという。これにより南と西側の寺域が判明、今後は北と東側を引き続き調査していく。

 同遺跡群は2014年11月21日に国の文化審議会から国史跡に指定するよう文部科学大臣に答申され、15年3月10日付で官報告示があり、川崎市初の国史跡に指定された。遺跡群は7世紀後半の地方行政組織である評の役所の成立背景や構造、郡家へ発展し廃絶するまでの過程をたどることができる稀有な遺跡で、古代橘樹郡の7〜10世紀の地方官がの実態を知るうえで重要であることが評価された。

 今回の追加指定は、国史跡指定後に市が土地所有者などと調整し、今年7月、文化庁に追加指定の意向を伝えていた。

 同遺跡群は区内野川本町の「影向寺遺跡」から高津区千年の「橘樹郡家跡」にまたがる史跡で構成されている。

 今後、橘樹評の遺跡は23年度をめどに整備される予定。全国初となる飛鳥時代の遺跡を復元し、どこに何があったかわかるよう充実した説明板を配置するという。

歴史伝える人気イベント

 同遺跡群で21日、「ミニ史跡めぐり 古代の橘樹をゆく」が開催された。調査で明らかになってきた遺跡群の様子や史跡整備・活用の重要性について理解を深めてもらうため、例年春と秋に行われている人気のイベント。今回は国指定重要文化財・影向寺の木造薬師如来両脇侍像の特別公開もされ、約30人の参加者が市文化財課の説明に聞き入り、メモを取る様子も見られた。

 たちばな古代の丘緑地で自由見学会が12月5日(土)に行われる。午後0時30分から受付開始。1時から4時まで。

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