宮前ガバナンス元日特別号 市政報告 明るい未来へ!ニューノーマルを生きる! 〜市緊急経済対策2300億円の取組〜 川崎市議会議員 石田やすひろ
ニューノーマルとは「平常のありさま」を意味します。昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大の恐怖と向きあう1年でした。迎えた新しい年も感染拡大を防ぐとともに、細心の注意と対策が求められています。本市では、これらの状況を捉え、総額で2300億円規模の緊急経済対策を実施しています。「I生命(いのち)を守る、II生活を守る、III経営を守る」の、3つの視点に立ち、川崎の活力を取り戻していきます。
I「 命を守る」では、住民福祉をカバーします。安心・安全の確保では、保育所等の児童福祉施設を対象に、マスクと消毒液等を配布しています。総額で9億6195万円余を計上し、感染拡大を防止しています。小中学校では、非接触型体温計881本を各学校に配布しています。マスクは50枚入2280箱を、手指消毒液565箱(令和2年12月現在)を提供しています。妊婦の感染予防も重要です。令和2年9月末までに市内の全妊婦8千人を対象に、妊婦届出時の手渡しと郵送により6212枚のマスクを配布しました。
高齢者を対象とした定期のインフルエンザ予防接種も無償で提供しました。本市在住で接種日に満60歳から65歳未満の方(条件付き)と65歳以上の方を対象としています。本来、2300円の自己負担を、今年度は緊急経済対策が加わり無料で接種できました。対象者約30万人に対して10月末で被接種者は約13万人でした。感染源対策事業では、主に訪問型PCR業務の委託による検査体制の充実を図っています。
II 「生活を守る」では、ウイズコロナの新生活を支えます。新型コロナウイルスの影響を受けて、一時的に水道料金等の支払いが困難になっている方に、支払いの猶予をしています。教育分野では、「川崎子ども元気プロジェクト事業」で、6205万円余(9月補正予算)を計上しました。公立小学校の修学旅行は、残念ながら中止となりました。これに伴い、小学校6年生を対象に「思い出づくりのイベント」を開催します。本年3月中の3日間、よみうりランドを貸し切り、子ども達に楽しんでもらう企画です。
III 「経済を守る」は、中小企業に焦点を当てています。市金融課、中小企業サポートセンターには、資金繰りの相談や制度融資の申し込みが殺到しており、中小企業等への資金繰り支援(保証料ゼロ、実質無利子)を行なっています。新型コロナウイルス感染症の影響により売上が減少している小規模事業者に対しても支援金を給付しました。 飲食店がテイクアウトを行なおうとした際には、パックの購入や移動販売等の費用などを補助する制度があります。
これらは事業の一部です。昨年の出来事を生かし公助をうまく活用して現状を改善していきたいものです。新年のスタートにあたり、市議会においても、明るい未来となるよう、経済政策を議論してまいります。
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4月26日
4月19日