向丘中学校で4日、新型コロナウイルス感染症の収束を願い、校庭に10メートル超えの巨大「アマビエ」が描かれた。
制作を行ったのは同中の1年生248人。描くと疫病流行を鎮めるとされる「アマビエ」を各クラス1体ずつ、計7体描いた。本来は3年生で学ぶ数学の「相似」を勉強し、生徒が描いたB4サイズの絵を「相似」の仕組みを活用して約10メートル四方の大きさに拡大。タコ糸を用いた下書きなどの工程を経て、約3時間かけ校庭に地上絵を描き上げた。
実行委員長を務めた中山友理さんは「はじめての試みで大変だったけれど、みんなと楽しく協力してきれいに完成してうれしい」と笑顔だった。
2月に毎年行われていた自然教室が、新型コロナウイルス感染症の影響で中止に。失われてしまった生徒たちの思い出作りの場を別の形で実現させたいという想いから、同校の松澤佑紀教諭=人物風土記で紹介=が企画。生徒たちが自ら積極的に学習を行う機会と思い出作りが両立する今回の企画が実施された。
松澤先生は「生徒たちが積極的に活動してくれた。どんな状況でも、新しいことをが出来るという自信をもってくれたら」と話した。
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