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宮前区版 公開:2021年3月19日 エリアトップへ

西梶ヶ谷小学校 卒業祝い花火70発 地域と学校が企画

教育

公開:2021年3月19日

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夜空に打ち上げられた花火と楽しむ児童ら(西梶ヶ谷小提供)
夜空に打ち上げられた花火と楽しむ児童ら(西梶ヶ谷小提供)

 宮崎中学校グラウンドで9日、西梶ヶ谷小学校6年生の卒業を祝う花火が打ち上げられた。PTAや地域が協力し、新型コロナウイルス感染症の影響で思い出作りの機会が失われた子どもたちのために企画。夜空を彩るサプライズに、児童たちから歓声が上がった。

 花火の仕掛人は同校の鶴見悦子校長。新型コロナウイルス感染症の拡大で中止になったイベントの代替案として「子どもたちの思い出に残ることがしたい」との思いから発案したという。

 打ち上げたのは、川崎市が企画した「川崎子ども元気プロジェクト」の当日。遊園地を楽しんだ同校の6年生を喜ばせようと、サプライズを企画。児童たちは花火を上げるとは知らずに校庭に集められた。「予想外の花火に子どもたちは喜びの声を上げていた」と鶴見校長は振り返る。

 打ち上げられたのは約70発。大小さまざまな大きさの花火が夜空を彩った。花火を見た児童は「とてもきれいだった。花火を打ち上げてくれてありがとう」と喜んでいた。

花火師も奮闘

 開催にあたっては、12月頃からPTAと地域が協力して準備を進めてきた。打ち上げ会場となった宮崎中学校の横には虎ノ門病院があり、騒音などの問題を懸念していたが、病院側は快く打ち上げを了承。中学校も部活を早めに終わらせるなど、地域住民の理解もあって開催にこぎつけた。

 主に打ち上げの準備を行ったのは、高津区在住の花火師・谷古宇(やこう)正啓さん。取り組みの趣旨に感銘を受けて、ボランティアで準備を引き受けた。仲間の花火師の協力もあり、少ない準備時間で花火の設営を行うなど児童の思い出作りのために奮闘した。開催費用に対し、趣旨を知った地域住民から寄付なども寄せられたという。

 鶴見校長は「地域の協力があって実施できた。子どもたちが楽しんでくれてとてもうれしい」と目を細める。今後、児童から協力をしてくれた谷古宇さんへ感謝の手紙を送ることも検討しているという。

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