宮前区長を2年務めた高橋哲也さん(60)=写真=が、定年により3月31日付で退任した。
小学3年時に都内から川崎区に移り住み、現在高津区在住。高校を卒業し18歳で川崎市に入所。働きながら横浜国大の夜間に5年通い卒業した苦労人でもある。臨海部関連の部長や前職の港湾局長を経て区長に就いた。
「緑豊かで笑顔溢れる宮前区全体のバランスをとって、発展に向け取り組んでいきたい」と抱負を語った2年前。「区民の皆さまとともに、とても幸せな時間を過ごさせていただいたことに感謝の気持ちで一杯」と振り返る。地域で支え合う『ご近助』の取り組みの、はじめの一歩となった『ご近助ピクニック』では、多くの子育て世代が訪れ「区一体となった」。取り組みはさらなる広がりを見せ『ご近助コンシェルジュ』『みやまえご近助さん』も稼働している。
コロナ禍で厳しい状況が続き、「常に難しい判断をしなくてはならなかった」。そんな中、給付金で窓口が混雑するも応援部隊の区職員が奮闘。思い出すたびに涙を浮かべるほど心に残る。
今後の宮前を「さらなる発展に向けた可能性が沢山ある。まちの発展と歩調を合わせ、自然や文化、歴史などを活かした多彩な活動が展開され、地域に愛着を持って、笑顔で人がつながるまちになると思っています」と展望。未来を託した。
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