川崎市
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4月19日
認知症の人とその家族などが気軽に立ち寄れるカフェ「認知症カフェ」の休止が相次ぐ中、宮前平グリーンハイツ自治会(平子瀧夫会長)では、県のサポートを受けオンライン上の「リモートカフェ」を実施。コロナ下の地域住人の交流を深める手段の一つとして活路を見出している。
区内には12の認知症カフェがある。宮前平グリーンハイツ自治会・福祉部が運営する「グリーンカフェ」は1月28日、オンラインによるカフェを集会所で実施した。
昨年2月以来となる55回目の開催。約6年前から月1回、認知症の人やその家族など約40人が講演や歌謡などのイベントに参加し、カフェは地域住人の貴重な交流の場として機能していた。しかし、新型コロナウイルスの影響で状況は一変。集会所も閉鎖となり、自治会活動自体が制限されてしまった。
リモートカフェは昨年6月、県からのアプローチがきっかけとなった。県は昨年度、市町村を通じて県内約380カ所の認知症カフェに、リモート開催に必要な支援を実施した。10月にはサポートを希望する52団体にタブレット端末を提供。区内では、同自治会が県主催の説明会に参加するなど、初開催に向けて準備を進めてきた。
「できれば対面で」
同自治会は今年に入って、リモートカフェを3回行った。進行役を務めた平子会長は「できれば対面でやりたい。リモートはコロナが収束するまでの一つの手段だ」と話す。ホスト操作を担当した徳山華子副会長は「リモートだからこそ参加でき、画面上で再会を喜ぶ住人もいた」とメリットを強調する。
課題は平均15人と低調な参加数と通信費の捻出だ。同自治会は今後、デバイス利用に不安を感じる人への説明や補助金活用を視野に入れて活動していくとしている。
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4月12日