老人クラブ定例会の屋外実施を発案した 河野 明敏さん 鷺沼在住 71歳
組織力で街を元気に
○…約1000人の会員が所属する宮前地区老人クラブ連合会の会長。鷺沼周辺の老人クラブである鷺沼仲よし会会長も務め、コロナの影響で休止していた定例会を屋外で実施するアイデアを生み出した。民生委員・児童委員活動なども行うなど地域活動にも熱心。妻に付き合って始めた老人クラブ活動も「主体的に動いて楽しくなった。街とつながりができたのは老人会のおかげ」とこれまでの活動を振り返る。
○…60歳で定年を迎えるまで、大手建設会社で個人住宅営業の仕事に従事した。実力は折り紙つきで過去には住宅販売のトップセールスマンとして大手新聞社に紹介されたこともある。「住宅はとても高い買い物。物を売る事より信頼関係を築くことを大切にしてきた」。人を大切にする心は仕事のノウハウから来ている。
○…熊本の神社の次男として生を受けた。30代を過ぎてから篳篥(ひちりき)や龍笛など「雅楽」に興味を惹かれ、熱心に練習に打ち込む。「音を出すだけでも大変で難しいけれど熱中して楽しめる」と話す。実家を継いだ神主の弟夫婦と3人で演奏するのが夢だという。
○…予定のほとんどを町会や老人会活動に費やす。コロナ禍にあっても「出来る事からやろう」と現状の改善に取り組む。加入者が年々減少しているのも大きな課題の一つ。「各地の活動を参考にしながら、より楽しく活発なものにしたい」と抱負を語る。今後は新しい運動競技の実施にも意欲的だ。
○…誰もが迎える人生の終焉。「ピンピンコロリ」が理想だという。地域との支え合いを意識しながら、みんなで健康寿命を延ばしていきたいと願う。「身近な仲間と支え合い、住みよい街をつくりたい」と語り、思いをにじませた。
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4月19日
4月12日