高齢者介護や認知症の役立つ情報を発信する展示会が、日曜日を除く6月11日から16日まで、宮前市民館ギャラリーで行われた。主催は地域ケア推進課。
新型コロナウイルス感染症の影響で、啓発の機会が減少。ワクチン接種会場として多くの高齢者が利用する市民館で、高齢者向けの生活に関する情報を周知した。
5回目の今回は新たに3団体の展示を新設。消防署は、増加しているタバコ火災を防ぐための対策をパネルで紹介し、消防署員が紙たばこを吸う高齢者に向けて、消火確認の重要性を訴えた。警察署は免許返納後に身分確認に使える「運転経歴証明書」の機能やメリット、取得方法を掲示した。保育所等の地域連携に関する展示では、子どもと一緒に出掛けた際に見つけたものをチェックする「お散歩ビンゴ」を配布。遠出ができない中で、近所を楽しんでもらう方法として紹介した。
会場では他にも食生活改善推進員が考案した、高齢者が食べやすいレシピ紹介や、地域包括支援センター職員が勧める認知症に関する本を展示。相談コーナーを設けるなど計20団体の情報が一堂に介し、4日間で以前より多い239人が訪れた。来場者からは「多くの情報が集まっていてわかりやすい」との声も聞かれた。
区担当者は「コロナで外出する機会がない中で、得た情報を活用してもらえたら」と話す。
次回は土曜を除く7月30日(金)から8月4日(水)、午前9時半から午後3時(4日(水)は午後1時)に同所で開催する。
問い合わせは同課【電話】044・856・3300へ。
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