宮前平中学校出身の佐藤彩夏(さいか)さん(2年)の通う鵠沼高校バドミントン部が先月、川崎市内で行われた県高校総体学校対抗戦で優勝。全国高校総体(インターハイ)出場の切符を手にした。
対抗戦はシングル3戦とダブルス2戦で競う。同校は予選を突破しベスト8に進出、県立湘南台、県立相模原弥栄を3-0で下した。決勝は今春の関東大会予選で敗れた法政二戦。部長兼エースが怪我で離脱する中、気持ち一つに戦い接戦を制し、3-2でリベンジを果たして県の頂点に輝いた。
使命をまっとう「みんなのために」
3年生最後の大会となる中、2年生ながら全試合でシングルスの先鋒を任された佐藤さん。プレッシャーのかかる中「初戦を勝って、チームに勢いを」と奮闘。接戦だった決勝を「仲間の声援に奮い立った」と振り返る。そこから一気に流れを掴んで勝利した。結果、全勝で大会を終えて、チームの優勝に貢献した。
インターハイは8月8日から富山県で開催される。「笑顔で試合を楽しみたい」と話す佐藤さん。今まで、中学2年で全日本中体連、昨年12月の新人戦でも県優勝を果たしており、自身では3度目の全国大会となる。
たゆまぬ努力日々進化
佐藤さんは両親、祖父母がバドミントン選手という環境で育った。小学5年時に麻生区のクラブチーム「片平ブレイヴ」に入団。インターハイ出場経験者の祖父に何度も挑み、指導者でもある母からアドバイスを受け、ラケットを振り汗を流す毎日を送る。
カットなど技術力で勝利につなげるプレースタイルの佐藤さん。しかし「県上位辺りから一筋縄ではいかない」と分析。力をつけることに課題をおき「カットで崩し力押しもいける」スタイルへと進化を続けている。
インターハイを前に、佐藤さんは同校の次年度部長に任命された。目標を「自分たちの代でも新人戦で勝利し3年連続優勝、インターハイ出場も2年連続で決める。団体・個人とも県上位を鵠沼高校で埋め尽くす」と高く据え、練習に励んでいる。
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