区民に歌の魅力を伝える講座「宮前うたごえ楽座」で講師を務める 松井 博子さん 宮崎在住
音楽と共に挑戦続け
○…今回で4回目の開催となる講座。初開催の2017年からピアノ伴奏や講師などで携わり、市民に歌うことの楽しさを伝えてきた。自宅兼スタジオでピアノ教室の先生として、子どもから高齢者まで幅広い年齢の生徒にレッスンを行ってきた。「ワクワクしたりリラックスしたり、曲を通して周りの人と一つになれることですね」と音楽の魅力を語る表情は生き生きとしている。
○…高津区で青春時代を過ごし、20年前に今の宮崎へ移り住んだ。「社会貢献やコミュニティ活動に積極的に取り組んでる人が多い」と区の印象。父の介護が必要になったことをきっかけに、自身も認知症ケア専門士や介護福祉士など複数の資格を取得。音楽療法士として区内グループホームで認知症高齢者に音楽を楽しむ場を提供する活動も。
○…テニスや料理、海外旅行などさまざまな趣味を持ってきた。「お金や時間をかけた経験には無駄なことはないですね」と挑戦を重視する。「やりたいと思った時がやるべき時」の考えを大切に、音楽以外の活動も欠かさない。同講座の他にも、市民館で開催されるロビーカフェの運営など、市民活動を積極的に行う。
○…姉がピアノを習っていたのをきっかけに3歳からピアノに没頭する毎日。先生になって30年。音楽の持つ力を生徒に教え続ける。熱意のこもった講座は人気で、過去には定員100人の講座が募集開始2日で予約が埋まったことも。ただ楽しむだけでなく、歌の背景にあるエピソードから「学び」を得られる音楽講座を目指す。今後はオンライン配信の構想も。「言葉で伝わらないものを音楽で伝えていく。これが私の使命だと考えています」と力強く先を見据えた。
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4月19日
4月12日