宮前郵便局(立原昇局長)は7月27日から、振り込め詐欺撲滅を目的としたハガキ8260通を区内に発送している。
宮前区内で発生した昨年の特殊詐欺被害は、47件・約5900万円となっている。特殊詐欺の被害は、正しい知識と啓発活動で防げる犯罪だという。そこで、同局は宮前警察署(竹之内信尋署長)に協力を仰ぎ、コロナの影響で様変わりする詐欺の手口をハガキの裏面デザインに組み込み、周知にいかしている。「キャッシュカードをだまし取る手口に注意してほしい」と生活安全課の担当者は警鐘を鳴らす。
「電話の前に置いて」
発送費用については同局が協賛企業・団体を募った。今回は24社から賛同を得ることができたという。その一人、持田和夫さんは「高齢者をだます行為は許せない。このハガキをきっかけに、家族で詐欺について話し合う場を作ってもらえれば」と話す。
同局の担当者は「少しでも地域のお役に立てればうれしい。電話の前にハガキを置いて詐欺被害を防いでもらいたい」と思いを語った。
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