東急田園都市線・鷺沼駅前へ移転する市民館、図書館の事業や使用ルールについて考えるワークショップ(WS)が7月31日に土橋小学校で開かれ、施設活用について参加者が意見を交わした。当日のアイデアは2022年に策定する管理運営計画に盛り込まれる。
WSは「『地域の“チカラ”を育む』を考える〜どんな風に参加する?〜」をテーマに、市が新施設をより良く活用していくための仕組みや実施してほしいイベントなど、市民参加の方法を議論。当日の参加者27人からは「企画から運営まで子どもたちですべて進めるイベントをしたい」「盲目の人でも図書館を楽しめるようなサポートがあって欲しい」といった意見が挙がった。
出たアイデアは庁内での検討会議で検証したのちに、22年に策定する市民館・図書館の事業・サービスの効果的・効率的な提供手法に関する「(仮称)新しい宮前市民館・図書館管理運営計画」に盛り込まれる。
「新しい宮前市民館・図書館を考えるワークショップ」と題して昨年8月から計9回にわたり開催され、今回が最終回だった。これまでに事業、規則、広報宣伝などさまざまな題材をテーマにし、意見を交換。付箋にアイデアを書く方法で行った。これまで延べ250人が意見を交わし、付箋の数は約2400枚に上る。市担当者によると、フリースペースの活用や館内での飲食など、施設利用の利便性向上に関する意見が多かったという。
全9回に参加した秋岡正男さんは「意見を交えて話す機会があるのはとても良いこと。今後は意見をどう取り入れたのかをちゃんと公表してほしい」と市への要望を口にした。
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