川崎市は、一昨年秋に崖崩れが起きた「石積み斜面地」(五所塚)と同様の石垣5カ所を調査。斜面の修繕・改修が必要であることが分かり、7月28日に、今後の対応を五所塚町内会(高久實会長)に説明した。
市の調査結果によると、市有地5カ所のうち、法面を全てコンクリートで覆うなど、大がかりな「改修」の検討を行う必要がある斜面が2カ所。目地補修や土留め設置など、簡易な「修繕」の検討を行う必要がある斜面が2カ所。経過観察が必要な斜面が1カ所だった。それぞれ維持管理上の対策を行う予定だという。
同地区の石垣は約60年前の宅地開発で造成されたもので、町内には現在も10カ所以上が点在する。今回の調査対象は、市の管理する市有地のみ。民有地については、目視点検と維持管理の指導にとどまる状況だ。高久会長は「地域住民が安心できるよう、バス通りに面した民有地の石垣なども、地質調査を実施してもらいたい」と求めている。
宮前区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>