創立50周年を迎えた川崎市立有馬小学校(本田明子校長/児童数325人)が10月30日、新体育館で記念式典を執り行った。感染症対策として、一部関係者以外は各教室から、ライブ中継で式典の進行を見守った。
式典は、一同が集結することを避け、進行する学年と一部の来賓が体育館で、主に低学年と地域協力者らはサブ会場となる各教室からオンライン配信で参加。福田紀彦市長ら来賓あいさつのほか、歴代の学校関係者や学校医らに、感謝状が手渡された。
一粒の種を植えるオープニングから、式典はスタート。各学年が「いつまでも伝えたい」(3年)「ありまたんけんたい」(2年)「人・町・歴史 有馬の魅力 再発見!」(5年)「だいすき!ありましょうがっこう」(1年)「みんなで生きてる」(4年)「ありがとう有馬 笑顔とやさしさ つなげ未来へ」(6年)-をテーマに合唱や呼びかけ、合奏、劇などで、大好きな有馬を表現。最初に植えた種を児童らが育て、新たに生まれた種に見立てた風船を未来へ向けて飛ばした。
下記のスローガンやマスコットだけでなく、児童公募で記念歌「未来への種」も制作。ガイドラインに沿って練習に励み、児童の歌声が来賓を魅了した。
体育館建替えのために3年前に伐採された、開校以来児童を見守ってきた大欅(ケヤキ)。このたび記念品として地域の製材所で加工され、机やイスに形をかえ設置された。
記念事業や式典などは、児童や教諭だけでなく、事務職員、栄養職員、業務職員や地域の人々らが積極的に参加し、地域一丸で創り上げられた。有馬小で芽吹いた種が、地域と共に大きく緑を茂らせていく、新たな出発となった。
校長ら3人のことば
・鈴木晴夫実行委員長
子どもや先生たちだけでなく、地域の大人も含め、地域一丸となって、手作りで創り上げた式典は素晴らしいものでした。「植木の里 有馬」という昔ながらの地域を、子どもたちがいつまでも思いながらのびのびと成長してくれるよう、これからも地域で見守り、応援していきたいと考えています。
・前田斗志雄PTA会長
人を呼べない中、苦労しながら子どもたちも頑張っていました。我々も、子どもたちに1つでも思い出を作ってあげたい、そして先人の思いや地域の思いをつないでいこうという思いで創り上げました。今後も、子どものための環境づくりなど、限られた中でもできることをPTA活動でも取り組んでいきます。
・本田明子校長
式典当日は、皆様とお祝いの気持ちを共有する温かい時間を過ごすことができました。たくさんの励ましとご支援を賜り感謝申し上げます。これからの新しい時代に即した子供たちを育み、世の中に送り出してていけるよう、職員一同精一杯努めて参ります。今後とも本校への変わらないご支援をよろしくお願い致します。
こんなものができました
正門脇が『にこにこ広場』として生まれ変わり、中庭も整備。開校時に作った花壇のコンクリートブロックを再利用するなど再整備を行い、未来へとつなげる活動となった。
また 植木の里・有馬ならでは、地名にちなんだ馬や熊を模したツゲの木のトピアリーも設置され、植樹祭も行われた。学校のシンボルとして愛されている。
マスコットキャラ
50周年記念キャラクター「あっぴー」は児童が考案。緑豊かな有馬の緑を模した髪や、ウグイスの鳴き声の聞こえる有馬小の特徴を耳に。母の「やまゆり子」や父「米キング」のほか友達もいっぱいで、児童に大人気!
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