官民が一丸となり災害に備えた相互連携の強化などを目的とした「川崎市総合防災訓練」が11月14日に行われた。
今年度は中央卸売市場北部市場や高津小学校などを会場に行われ、市民や関係機関の390人が参加した。首都直下型地震発災3日目を想定し、広域物資輸送拠点である北部市場で緊急輸送訓練を実施。宮前、高津、多摩、麻生の北部4区の輸送拠点への緊急物資受け入れが行われ、避難所に運ばれた。
高津小では、大型台風により多摩川の河川水位が上昇し、洪水発生の危険性が高まった想定の下、新型コロナによる感染症対策を踏まえた避難所運営訓練を実施。検温や、体調申告に基づいて避難者を専用スペースに振り分けるなどの対応がとられた。今年度から導入された新総合防災情報システムを用いた情報伝達訓練も行われ、その様子を住民にモニターで紹介した。
市担当者は「自助の備えとして地域のつながりや連携が改めて確認できた。新しいシステムの活用を住民の方に説明する良い機会にもなった」と総括。市民に向けて「救援物資は手元に届くのに時間がかかるので、日頃から備蓄を心がけてほしい。事前に避難先も含め、マイ・タイムライン(防災行動計画)の作成もしてもらえたら」と呼びかけた。
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