宮崎町内会長として宮崎台小芋ほり交流などに取り組む 都倉 建藏さん 宮崎在住 76歳
何事にも愚直に
○…宮崎台小と同町内会が共同で管理する畑で行われたサツマイモ堀り。6年前、学校が所有する学級園の維持管理が難しくなった事をきっかけに、町内会で畑の管理を請け負うことに。2年前からは本格的に活用しようと農園部を設立。児童用のサツマイモ以外にも、定例会や子ども会で振舞う枝豆やトウモロコシなどを栽培する。「今の子は土に触れる機会が少ない。畑を通して、地域と学校交流の一助になれば」と微笑む。
○…馬絹の花き農家に9人兄弟の7番目として生まれ、宮崎小・中から市内工業高校へ進学。一旦は就職したものの、結果通りに動く面白さに魅了され、プログラミングの専門学校へ。好成績を残し卒業後、システムエンジニアとして大手企業のさまざまなシステム開発に従事。1300人の部下を率いることもあった。「『知恵が出ないなら汗をかけ』の精神を大切に、一生懸命やってきたから68歳まで働き続けられた」と仕事の楽しさを語る。
○…宮前平こども文化センターの運営委員や区福祉まつり副実行委員長も務める。毎日のように集会や会議があるため「休日はだいたい地域活動してるね」と笑顔。地元への貢献を目指して始めた活動も、今では生きがいにつながっている。
○…6年間の町内会長在任中は、会社員時代に培った運営を分かりやすく会員内に発信する「見える化」に注力。個人情報の取り扱いや会計についての規則を制定した。今後は課題解決に向け、町内会の枠組みを超えた連携や減少する若い世代に向けた動きも進める。目標は安心・安全で地域に根差した町内会だ。「重要なのはやはりつながる事。近所の人や町内会、学校などと積極的な交流を深めていきたい」と思いを口にした。
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3月22日