一人によりそう。明日へつなぐ 市政報告 町内会活動が新たな町づくりの契機に 公明党川崎市議会議員団 田村しんいちろう
これまで私は、町内会・自治会活動に新しい補助制度の創設を求めるなど、地域住民の参加と交流を促進するため、他団体との連携による地域課題の解決や、地域活動の活性化を後押ししてきました。
宮前区は今後「コミュニティ施策の基本的な考え方」や「区における行政への参加の考え方」に基づき「希望のシナリオ」実現に向け、地域コミュニティの形成・構築をどのように推進していくのか、区長に見解と対応を伺いました。
町内会・自治会活動応援補助金が後押し
区役所では、区内の資源を活かし、主体的な活動や人をつなぎ豊かにしていく「しくみ」や「しかけ」が、宮前区らしいソーシャルデザインセンターにつながると考えています。11月に行われたラウンドテーブルの試行では3つの取組を取り上げ、プロジェクトとし参加者が一貫して取り組み、人材やノウハウの共有、コミュニティの活性化に向けた課題の検討などを行いました。
プロジェクトの一つ、花の台町内会と市民活動団体・宮前まち倶楽部は、多世代交流の場を創出し町内会活動の周知や加入促進、地域のつながりづくりを目指し、12月5日の宮崎おちば公園清掃活動を契機にミニマルシェを開催。町内会活動や防災の啓発、町内会会員によるハンドメイド作品販売や絵本の読み聞かせなどが行われました。
開催にあたり、両者で平成31年から検討が進められ、宮前地区連合町内会における経費助成や運営支援、さらには今年度新たに設けられた町内会・自治会活動応援補助金を活用し、実現に至りました。
枠組み超えた連携を
今回のラウンドテーブルでは、区役所の職員が多様な主体の一員として組織横断的に参加し、区民の皆さまと一緒に考え、議論を交わしています。行政の枠組みや分野を超え、担当部署に留まらずに幅広く関わっていく連携が、コミュニティ活性化につながり、各施策の効果的な実現に向けて欠かせません。
区長は「こうした町内会・自治会、市民活動団体、民間事業者や行政も含めたラウンドテーブルの取組を進め、検証を行いながら、多様な主体が協働・連携するプラットフォームの持続・発展的な形成に向け取り組んでいく」と答弁しました。
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3月22日
3月15日