川崎市宮前区鷺沼3-1-36
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地域ぐるみで子どもたちの教育や楽手をサポートする寺子屋事業の一環として12月18日、宮崎小学校で「寺子屋宮崎小」が開講し、初回の体験活動が行われた。
当日は宮崎小学校に通う1年生から6年生約20人が参加した。講師は、音楽を通して子どもの発達支援活動に取り組む区内在住の音楽療法士・とまりちかさん。子どもたちはスカーフなどを用いたリズム遊びやベトナムの楽器「トルン」の演奏を楽しみ、音楽を通してコミュニケーションをとり、一体感を得るプログラムを楽しんだ。
参加した同小2年の鵜澤百花さんは「楽しかった。珍しい楽器もできてよかった」と笑顔。母の麗子さんは「宮崎小でも開講して欲しいと思っていた。子どもが地域とつながりを持ち関係を深める良い機会だと思う」と、活動開始を喜んだ。
同小の寺子屋事業を主催するのは、小学校の元保護者らで組織された「寺子屋宮崎小実行委員会」。代表の板井扶美子さんは2人の娘が通った学校で「地域のためにできる事を」と、昨春に市が行う寺子屋講座を受講。中心メンバーや地域ボランティアなどの協力を得ながら準備を進め、開講に漕ぎつけた。
今後は毎月1回の体験活動に加え、4月以降に週1回の学習支援も開始予定だ。板井さんは「初回で不安な部分もあったものの、子どもたちの楽しむ姿を見られて良かった。今後も継続して支援を続けたい」と決意を表した。
生涯学習にも一役
市内小・中学校単位で市と地域が一体となり取り組む寺子屋事業は、2014年から開始。シニア世代などの知識と経験を生かし子どもに学びや体験の機会を提供し、多世代で学ぶ生涯学習の拠点づくりにも一役買っている。週1回の学習支援と月1回の体験活動が主な活動。宮崎小は市内73カ所目で区内では10カ所目。
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3月22日