宮前区賀詞交換会で40周年記念Tシャツを着用した宮前区PRキャラクター「メロー」と「コスミン」が初披露された。このTシャツは有馬・野川生涯学習施設アリーノなどで人形作り教室の講師を務める福田幸子さん(81)が無償で仕立て上げたもの。「ここまで大きい作品は初めて。いい経験になったと思う」と笑顔で話す。
福田さんは20代から趣味で手芸を始め、数年後には個人で人形作りの仕事を受けるほどの技術の持ち主。会社員として働きながら、人形職人として何件もの依頼をこなし、過去には自宅で作れるぬいぐるみ作りの本を出版した。
現在は仕事として人形作りは行わず、手芸教室の講師や市民館で行われている障害者サポートボランティアのメンバーとして、時折ハンドメイド作品を配布をしている。以前から福田さんと関わりがあった市民館担当者が今回のTシャツ製作を依頼し、福田さんは「自分が役に立たてるなら」と引き受けた。11月の作業開始から約2カ月間、何度も市民館に足を運び採寸と型紙の試作を重ねた。作業は30年以上前から自宅で愛用する職業用ミシンを使い、今月4日に宮前兄妹用の特製Tシャツが完成した。
Tシャツは腹囲が2メートルほどの特大サイズで、市民館の担当者は「素晴らしいものを作って頂いた。非常にありがたい」と感謝。福田さんは「人形より丸みがあり難しかったが、とても楽しく作業ができた」と話した。
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