東日本大震災の避難者を対象とした「女性のためのほっとサロン」が、3月10日に男女共同参画センター(すくらむ21)=高津区=で開催され、宮前区内在住の避難者も参加した。
避難して暮らす女性のための交流の場として、震災後の2011年12月から原則毎月行われてきたもの。この日は「体操でからだを温めよう」をテーマに、宮城県と福島県から非難した女性4人が参加。講師の指導のもと、音楽に合わせて腕を振り足踏みなどし、楽しみながら汗を流した。
区内から参加した一人、溝渕ウメ子さん(79)は、宮城県石巻市出身。津波で自宅が全壊したために同年、娘が暮らし、公務員宿舎宮崎台住宅などで避難者受け入れをしていた宮前区に越してきた。「若かったら戻るけど、もう年だから。民生委員の方がよくやってくれて、こうしていられるのも皆さんのおかげ」と話す。ほっとサロンには毎回訪れ、参加者同士でおしゃべりしたり、交流を楽しむ。「こういう場があり感謝している。これからも元気でやっていきたい」と笑顔をみせた。
ほっとサロンは費用無料で、市外在住者も参加可能。次回は4月21日(木)の開催を予定している。
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