若年性認知症本人の集い『あのころ会議』が、宮前市民館視聴覚室で5月20日に開催された。
毎月行われている、若年性認知症本人が集い自由に語り合う場『これから会議』の特別編。認知症リハビリの一環として、昔の出来事をきっかけに当時を思い出してもらおうと宮前図書館の協力を得て行なわれた。
同図書館の舟田彰館長が、日刊紙の号外を集めた昭和と平成の『号外史』のほか、『昭和言葉史60年』など、昔を振り返る書籍を集め、当時の音楽を流しながら説明。参加者15人は昔話に花を咲かせながら、事件や出来事をきっかけに、当時のラジオやCMなどの話題を懐かしんだ。参加者からは「明治生まれの父が、缶のタバコを好んで吸っていた」などの話もあがり、「話をきっかけに、楽しかった思い出など忘れていたことを思い出した」と感想を話した。
主催する若年性認知症サポートデスクの支援コーディネーター・渡辺典子さんは「手探りで始めたので行き届かない部分もあったが、多世代交流もでき、楽しみを見つけてもらえたのでは」と振り返る。
「これから会議」は、毎月第3金曜日の午前10時から正午に、特定非営利活動法人マイWay(高津区下作延6の4の3)で開催。無料、事前申し込み制で入退室自由。
問い合わせは同サポートデスク【電話】044・400・7060。
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