例年、約1000株が花を咲かせ、区民の目を楽しませている高根森林公園のアジサイ。今年は花付きが悪いという。原因はアジサイハバチの食害によるものだ。
アジサイハバチの幼虫がアジサイに付き、葉を食べる。ハチの一種だが針がなく人害はない。今年は発生が早く量も多く、特に中トイレ周辺のアジサイは5月中旬頃に葉が何もない状態になっていた。
天然由来で対応
同園では例年アジサイハバチが見られるため、今年も4月上旬にセルコートアグリというオブラートのようなコーティング剤を散布。しかし、5月上旬に食害が見られたため、今年の春から管理している石勝エクステリアは対策を検討。農薬の散布ができないため、木酢液とニームオイルを混ぜた天然由来の忌避剤を2回散布し対応した。6月16日時点で新芽に食害の確認はなく、効果が見られている。
同社によると、アジサイは強く丸裸にするほど強い剪定もするため、食害にあった株も今後に影響はないという。同園の統括責任者・清水佐江子さんは「虫の発生は年によって違うので対応が難しく、ご迷惑をおかけしている。来年は綺麗な花を見てもらえるように」と手入れを行っている。アジサイは6月いっぱい楽しめるという。
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