宮前区赤十字奉仕団委員長を務め、30年の活動を表彰された 北野 やす子さん 宮前平在住 77歳
当たり前に、誰かのために
○…母の跡を継いで30年-。ボランティア活動を続けてきた功績が表された。入会前から活動しており、長いこと地域のめに時間を割いてきた。「表彰していただけるのはありがたいこと。続けてこられたのは、みなさんの協力あってこそ」と感謝の気持ちを述べる。「気負うと大変になってしまう。気楽に、楽しみながらやればいい」
○…大田区生まれ。小さい頃は、男児と一緒に遊ぶ活発な子だった。宮前に引っ越してきたタイミングで、母が赤十字奉仕団や民生委員となったことで、地域にはすぐに馴染んだという。「誰かのために」と尽力する母の背中を見て、「奉仕活動」や「地域貢献」という線引きはなく育った。「特別でなく、当たり前のことをしているだけ」とさらり。そんな当たり前のことを続ける秘訣は「良く食べ、良く笑うこと。活動のあとの交流が楽しみの一つなの」と笑った。
○…母が病を患ったのを機に「当たり前に」奉仕団と民生委員を引き継いだ。近所で受け入れた東日本大震災の避難者とは、今も交流が続いている。震災当時は募金にもほん走。「宮前区は、核となる大きな駅がなくて金額が集まりづらい」と嘆く。献血活動の際に、大型の献血バスを止められる所が少ないのもネックだという。団員の高齢化も課題だが「最近は30代の人も入団してくれた。こうした輪を広げ、若い力を入れていければ」と次代を思う。
○…「人道を大切にし、それを基盤とした団の活動が末永く続いていってほしい」。誰かのための行動は小さくとも、やがて平和な世を創るのだと信じる。団の周知啓発パンフレットに書いた言葉、『出来る事を、出来る時に、出来る人で。まず行動しましょう』を実践していく。
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4月19日
4月12日