神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2017年10月13日 エリアトップへ

川崎市内消防団 全8団で定員割れ 団員不足、市街地で顕著

社会

公開:2017年10月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

 川崎市内の消防団員数が依然不足している。今年9月1日現在の団員数は1169人で、定員1345人に対し176人足りない。団員に求められる活動が充分に行えないことに繋がりかねず、市消防局では危機感を募らせる。

*  *  *

 団員不足は、市内8消防団全てで生じている。特に市街地が顕著で、中原消防団が48人の不足。宮前消防団も定員147人に対して120人と、27人不足している。消防団のなり手である個人事業主や自治会・町会加入者などが減少し、不足を生んでいる要因の一つとなっているようだ。

 消防団の任務は火災時の出動や訓練、警察や消防と連携し有事における被災者救助、夜回りなどの警備、町内会や学校などでの防災訓練や救急講習指導など多岐に渡る。消防団が不足すると、こうした活動に支障をきたしたり、現団員への負担が増したりする懸念がでてくる。

学生取り込む新たな制度も

 市消防局では、団員の減少に歯止めをかけようと、今年3月から、市内に住む大学生や専門学校生らに入団を促す「学生消防団員活動認証制度」を導入。団加入から1年を基本に、その活動実績が認められると、市長から認証証明書が交付される。学生としては就職活動等でアピールできるメリットがあり、消防団としては若い団員確保に繋げられる仕組み。現在は21人の学生が加入する。

 入団促進を図る別の取組みとしては、消防団員手帳を提示すれば割引などのサービスが受けられる「消防団応援事業」がある。市内の73店舗が登録し、登録店舗数は昨年から徐々に増えているという。

 近年、全国的に自然災害などが増え、消防団の役割は増している。市消防局では、「地域の安全・安心のため消防団は必要不可欠。消防団は消火活動を行うイメージがあり敬遠する人も多いが、自分が住む街のためになるボランティア活動でもある。地域のつながりを感じられるのもメリット。身構えずにぜひ一歩を踏み出してもらえれば」と話している。

宮前区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

市民の「誇り」向上

市民の「誇り」向上

都市イメージ調査

4月5日

女性管理職は過去最高

川崎市

女性管理職は過去最高

職員2024年度人事

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook